ラーメンレポート 秋葉原、飯田橋



店名 がんこラーメン八代目
場所 秋葉原 LAOX ザ・コン北口からまっすぐ北に350mほど。突き当たりの左手にある。
(千代田区外神田3-7-8 サンビュー外神田1F)
注文したラーメン こってり
細くて黄色く、硬めの低加水麺のようだ。かなり硬めにゆでてあって、独特の歯ごたえ。非常に気に入っている。
スープ こってり醤油。牛骨を使っているのががんこの特徴。色は澄んでいて、上に好みに応じて背脂がのる。そして、何よりもしょっぱい。八代目のスープは特にしょっぱい。これは好みが分かれるところだと思うが、自分も最初は塩辛く感じた。しかし、2回目からはだいぶん慣れたのか、スープの味もよく分かるようになった。味自体は、こってりこくがあるがしつこさは感じない。むしろさっぱりしている。後味もすっきりしているのが特徴。ただ、やはり、ほんのちょっとだけ塩を減らして欲しいが(塩薄めでも注文できるらしい)。スープの鍋を覗いたら、一般の野菜の他にりんご(?)が浮かんでいた。
チャーシューは柔らかい、いわゆる大きな円盤。最初ちょっと冷めているが、普通においしい。ただバラ肉ということで、ちょっと脂っぽいのが気になる。ネギは普通。今度は玉子を入れてみたい。
総合評価 いわゆる醤油ラーメンといった感じで、麺の固さが特に好み。こってりといっても、さっぱりたちまち食べれてしまう。今度は紫蘇風味の塩ラーメンをぜひ食べたい。
総合point 3.9 (by A, 2001/01)
注文したラーメン
硬めの細麺。やっぱりここの麺の歯ごたえは何度食べてもよい。
スープ 塩。強烈にしょっぱい。醤油もしょっぱかったのだが、こちらは塩のしょっぱさをダイレクトに感じることができる。食べた後、一日中のどが渇いていたような気がする。基本的にはあっさりしたスープで、ほんのりと紫蘇の香りがしてとてもおいしい。醤油の味がしない分、スープのダシの味がよくわかる。醤油に比べると、背脂もなく、こってり感はまったくない。この辺は、気分によっても大きく好みが変わるところだろう。
醤油と同じ。丸い大きなチャーシューはいつも通り。
総合評価 本当にしょっぱくて健康には悪い気もするのだが、麻薬のようなものをここのラーメンは持っている。辛い物好きな人は、よく「辛いけどやめられない」という表現をするが、それに近いイメージがある。しょっぱさから解放されると、また食べに行きたくなってしまう。しかし、本当にしょっぱかった。あまりに食後がきつすぎるので、自分は醤油の方が好みだと思うので、ちょっと点は低め。
総合point 4.1 (by A, 2001/04)
追加 その後、塩の方が好きになってしまったので、ポイントを変えた。しょっぱさもさほど気にならなくなってきてしまった。チャーシューが冷たいのは他と比べてちょっと気になるのだが、スープに浸しておけば大丈夫。味付け玉子の失敗作とかタレ作りに使った(?)しょっぱい肉とかも食べさせてもらった。


店名 らーめん創房 玄
場所 秋葉原 末広町蔵前橋通り交差点から東南に約50m。
(千代田区外神田4-7-3 田中ビル1F)
注文したラーメン
細めの麺で、含水率は標準程度か。それほど歯ごたえには特徴がない。塩だから麺もあっさりということなのだろうか。麺自体の味は普通。
スープ 塩。鰹節の風味が強烈。どちらかというと暖かいうどんのスープに近いかもしれない。家庭的な味という気がする。事実、自分の家の母親の作るうどんのスープに非常に似ていると思う。いわゆるラーメンのスープという感じではない。自分としては上のような理由で親近感を抱くのだが、万人受けするとは思えない。非常にあっさりしていて上品、塩も薄め。
見た目普通っぽいが、妙にうまい。チャーシューは柔らかさは中間だが 肉としてうまい。脂のうまさではなくて、肉自体に味がある。鴨肉を思い出した。もも肉らしい(普通は肩ロースが多いらしい)。メンマが妙にうまい。
総合評価 化学調味料は一切使わず、素材に非常にこだわっているらしいが、ラーメンらしくないのが気になる。しかしなぜか、また食べてみたくなる味だ。自分にとっては、家庭の味っぽいので、安心するのだろうか。今度は味噌ラーメンを食してみたい。
総合point 3.6 (by A, 2001/01)
注文したラーメン 玄麺
細めの麺で、含水率は標準程度か。なにか茶色いものが混じっている。小麦の皮の部分らしい。不思議な香りと独特の味がする。ますます日本そばの雰囲気。
スープ 以前食べた塩のそれより、醤油の香りとコク、甘みが強いが、スープの基本は変わらない。やはり、鰹節の風味が強烈。これでここのラーメンを食べるのは2度目で、おいしいとは思うのは変わらないのだが、「これがラーメンか?」という疑問はさらに強まったような気がする。塩よりはコクが強く、その意味ではちょっとだけラーメンぽいのだが、やはりどうみてもうどんかそばのそれに近い味な気がする。それはそれとして納得すれば、おいしい。
やはり、何度食べてもここのチャーシューは他とは違う。肉自体のうまみを感じるチャーシューは、それだけで他に対するアピールポイントにはなる。メンマも他とは違うみたいだ。
総合評価 基本的に、塩と評価は変わらない。ただし、醤油味の方がほんの少し好みなようだ。やはりここのラーメンは、独特の定義を持っているようだ。
総合point 3.9 (by A, 2001/02)
追加 その後何度も玄麺を食べると慣れ親しむほどに美味しさを感じていることに気づいた。醤油自体の味もまろやかで、他の店の醤油に感じるちょっとだけとがった印象がなく、いいような気がする。その後、塩ラーメンも食べたが、やはりこちらが美味しい。ポイントアップ。
注文したラーメン 玄麺
普通で若干細め。いわゆるラーメンの麺というよりは、日本そばのような感じ。麺自体は(そば風味?)味があっておいしい。
スープ ラーメンなのだが、これもどちらかというと、暖かいそばの汁をラーメン風にアレンジしたものという感じ。鰹節の香りがいい感じ。しょうゆ味もしょっぱすぎず程よい。
チャーシューは完全にチャーシューとしてのうまみを引き出している。それでいて臭くない。しょうゆ付けのチャーシューが好きな人もいるだろうが、ここのチャーシューは料理として一度食べてみる価値があると思う。
総合評価 ラーメンなのだが、和風である。非常によくまとまっていて、玄麺という料理を食べているようだ。普通のラーメンには少々あきたという人は一度味わってみる価値がある。
総合point 3.5 (by T, 2001/02)
注文したラーメン 玉子ラーメン
普通で若干細め。こちらは黄色いいわゆるラーメンの麺。個人的には、玄麺のほうが好み。
スープ 鰹節の香りがある、「玄」風なスープ。ラーメン風の麺には若干しょっぱいかも。しかし、最後まで飲んでも、まったくくどくははない。
チャーシューは相変わらずおいしい。味付け玉子は普通。チャーシュー麺でなくてもチャーシューが2枚入っているので、わざわざチャーシュー麺を頼む必要はないかも。青梗菜のような青物の茎が入っているが、これがまた良くスープと合う。
総合評価 「玄」風の和風ラーメン。玄麺よりはラーメンぽい。麺はやはり「玄麺」であるときに最大限の効果を発揮するようで、個人的には玄麺が好みだという事がわかった。
総合point 3.3 (by T, 2001/04)
追加 その後、総本店がオノデンの交差点西にでき、支店が湯島天神裏にできた。総本店で玄麺を食べたが、今までとちょっと違う気もした。魚系とがった味が出ていた。支店では玉子以外動物系のものをいっさい使わない玄菜麺を食べた。味噌味で、ナッツ類が入っていてこってり感は十分なのだが、やはりこくがない気がする。
注文したラーメン GEN-21
細めの麺。やわらかめで醤油スープにはよくあう。歯ごたえは十分。
スープ 玄の他のスープをさらに濃くしたようなスープ。醤油とだしが非常に濃厚。しかし、ただ濃いだけではなく、非常にきちんとうまみを感じる。濃い目が好きな人にはおすすめ。
具はいつもと同じ。
総合評価 玄のなかでは濃いスープ。濃い味が好きな人にはこれがいいかも。濃いだけに量は少なめ。
総合point 3.4 (by T, 2001/07)


店名 九段 斑鳩
場所 九段下 目白通り飯田橋一丁目交差点を東に。
(千代田区九段北1-9-12)
注文したラーメン 煮卵ラーメン + 杏仁プリン
太さは細めから標準、少しちぢれている。黄色みは薄い。硬さも標準。麺はわりと普通。
スープ 魚系しょうゆ。かつお節や煮干しの味がするが、それだけが強いわけではなく、しっかりラーメン風にまとまっている。昆布ダシの味も結構する。魚ダシというと荒っぽい味になりがちだが、ここのスープはそうではない。脂っぽさはほとんど感じられず、優しい味。化学調味料は使っていないそうだ。鰹節の強いが、自然で上品な香りが効いている。
チャーシュー(肩肉?)は小さいのが1枚だけ。これはちょっと寂しい。玉子は半熟でとてもおいしい。スープと半熟の黄身が口の中で溶け合う。ネギは入っていない。あと、海苔とメンマが入っている。
総合評価 スープがきわだっておいしい。複雑でありながらひとつの風味が突出して他を妨害しているということがない。ボリュームを求める人は、特製らー麺(チャーシュー3枚入り、メンマ増量)が良いのではないだろうか。杏仁プリンは、アーモンド風味の甘いレアチーズケーキかババロアのような感じで、清涼感があって食後におすすめ。下の評価はラーメンのみ。
総合point 3.7 (by A, 2001/05)
追加 スープ不出来の日に、油そばを食べた。鰹節の粉末がかかっていた。麺は太めで、黄色く縮れてもちもちしている。なかなか味も濃いわりにするすると食べられ、美味しい。この店のラーメンの麺より美味しいと思う。
注文したラーメン 煮卵ラーメン
中くらいの太さ麺。歯ごたえがあってスープとよくあう。量は少なめ。
スープ 魚だしのしょうゆスープ。「玄」の和風スープをもう少し濃くした感じ。ラーメンの麺とはやはりこのくらい濃いほうがあうようだ。魚系のスープは香りが良い。おいしい。
チャーシューは生肉に近いような感じに仕上がっている。だが、やわらかく、ラーメンの味を殺さない。煮卵は黄身が半熟のまま保たれているのがとてもよい。うっかりすると黄身を全部スープのなかにこぼしてしまうので注意。
総合評価 評判の店だけあっておいしいラーメン。手を抜かず、丁寧に調理しているのが伝わってくるようなラーメン。開店10分前に到着し先頭に並んだが、食べ終わったころには行列になっていた。
総合point 4.3 (by T、2001/05)


店名 福のれん 神田小川町店
場所 淡路町、小川町の間あたり。
(千代田区神田錦町1-14)
注文したラーメン 味付玉子ラーメン
福のれんの特徴、極細麺。量は少なめだが、これがいい。替え玉、半替え玉が追加注文できる。
スープ どろどろしたとんこつしょう油スープ。安定したおいしさを保っている。やはりもうちょっと濃いとうれしい。でも、テーブルに替え玉用のたれがあるので、それを入れることができる。しかし、ちょっとぬるかったかも。
味玉子は普通。チャーシュー、ねぎもこの濃厚スープのまえでは目立たない脇役。
総合評価 福のれんは個人的にとても気に入っている。濃い、とんこつしょう油を細麺で食べるのはとっても幸せである。是非とも地元池袋にも一軒ほしいと思う。数字評価はスープが若干ぬるかった分0.1ポイント下げてある。
総合point 3.9 (by T, 2001/06)


店名 じゃんがららーめん 秋葉原本店
場所 秋葉原電気街

注文したラーメン じゃんがららーめん
細麺。カルシウム入り?するすると入る。量はちょうどいい。スープとよく合う。
スープ とんこつスープ。スープがおいしい。思ったより脂っこくない。ごま油の香りが強烈。
チャーシューはやわらかくておいしい。お好みで最後に入れた高菜は、確かに少量でも辛かった。
総合評価 有名なじゃんがららーめん本店。猛暑の中並ぶも、回転はよく結構すぐ入れた。味は有名店らしく万人うけをするような特徴をもっている。
総合point 3.3 (by T, 2001/06)


店名 高はし
場所 飯田橋駅前

注文したラーメン 中華そば
中くらいの麺。歯ごたえもしっかりある。
スープ とんこつしょうゆ。とんこつとしょうゆがよくなじんでいる。とんこつはべとべとするほど豊富。濃いめ。
チャーシューはやわらかく良い。また、メンマが特においしい。刻みねぎが浮いているが、これはどうものどにつまってスープが飲みにくくなる。
総合評価 こじんまりとした店内は、屋台のような感じ。ラーメンの味も濃い目のとんこつ醤油で、飲んだあとや飲みながら食べる雰囲気。行列ができていて、近所では人気店のようだ。ラーメンは全体としてよくまとまっている。
総合point 3.7 (by T, 2001/06)
注文したラーメン 中華そば
太さは普通。柔らかめの白っぽい、軽くちぢれた麺。ちゅるちゅるしていて細いうどんにもちょっと似ている。
スープ とんこつと鶏ガラだろうか。今まで食べた中では、「でび」に似ている。スープはやや黄色みがかった、少し濁ったコンソメスープのような色合いをしている。これといった癖もなくあっさりした味わいだが、とんこつの匂いは結構する。塩味はやや薄め。ちょっと熱かった。
バラ肉の丸い円盤チャーシューが1枚。ちょっと脂っぽいがまあまあ。メンマは醤油の色か、やや黒っぽい。万能ネギの刻んだのがたっぷり載っている。個人的に、関東人だからというわけではないが、ラーメンのネギは白いのが好きなので、あまり好みでない。ネギは実は個人的には常に重大なポイントである。この万能ネギはスープを飲むのにもじゃまな気がする。
総合評価 個人的には白いとんこつスープは苦手なのだが、「でび」やこの店の系統のスープは他のダシとうまく調和させているので味わいやすい。全体に、麺もスープもちょっとあっさりしすぎていて「食べた〜」という満足感がちょっと足りない気もする。
総合point 3.0 (by A, 2001/07)


店名 ラーメン典座
場所 秋葉原のメインストリート、TZONEの向かいあたり。 (千代田区外神田3-13-7田中無線電器ビルB1F)
注文したラーメン 典座らーめん + 味付玉子
中から太め、少し平べったい感じで、柔らかめ。もう少し歯ごたえがあってもいい気がするが、優しい味。
スープ ひとすすりしてチキンコンソメのような印象を受けた。茶色く濁っていて、豚骨主体らしいのだが、なんだか西洋風のスープの印象で、独特の感じを受けた。でも味は濃厚で結構美味しい。醤油もそれほど表には出ないが主張している。具のもやしといい、「玄」の玄菜麺にもちょっと似ている。
味の付いていないもやしは個人的にはあまりラーメンに合わない気がする。メンマはややしょっぱめ。チャーシューは薄く大きく柔らかく、臭くはないが普通。玉子は硬め。メンマ、ネギはわりと美味しい。ゴマが大量にふってあるのは、香ばしいが余計に感じる人もいるかも知れない。
総合評価 独特なスープは一度は味わってみるべきかも。変わってはいるがなかなか味わい深い。まだ具が弱い気がする。
総合point 3.1 (by A, 2002/04)


店名 尾道ラーメン 麺一筋
場所 水道橋西口から南下、数分。 (千代田区三崎町3-1-18)
注文したラーメン らーめん煮玉子のせ
滑らかでもっちりしている。まあまあおいしい部類か。
スープ 醤油の色が濃いスープに、背脂がたっぷり浮かんでいて、見た目かなりこってり・しょっぱそうなスープだが、飲んでみるとそれほどでもなく、どちらかというと味の構成はすっきりしている。魚系の尖った直線的な感じがする。もう少し、まろやかな感じというか、何かひとつ足りない気もする。
玉子は美味しい。他はまあ普通。チャーシュー、刻み万能ネギ、細切りのメンマが乗る。
総合評価 ごはんはランチ時サービスだが、柔らかめであまりラーメンと合わない。ふりかけも用意されているのはいいのだが、ちょっと違う気もする。醤油っぽいのが食べたいときに手頃なラーメンといった印象。
総合point 2.9 (by A, 2001/11)

 


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