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すべての問題は、問題自体をうまく設定できればほぼ解決できます。この本は問題を正しく設定することの重要性とその方法を論理的に解説しています。問題発見の4P(Purpose, Perspective, Position, Period)、問題の本質を分析する3つの視点(深さ、拡がり、重さ)、各種分析方法(+/-、集中/分散、コスト、バリュー)をその具体的方法論として挙げています。
上記フレームワークは好き嫌いが出るかと思いますが、この本は分析の手法を解説するのではなく、分析の本質であるなぜその分析をするのか、なにをその分析から導くのかということを的確に述べているため、深みのある内容になっています。いわゆるコンサルタント的な仕事をしている人はもちろん、企画や営業の方にも役立つでしょう。おすすめです。 |