自己啓発・仕事術の本


人生やビジネスのヒント、みたいな本を集めてみました。参考にしてみてください。


三谷 宏治
実業之日本社(2010-06-18)

好みはあると思いますが、仕事術の本の中で私が一番気に入っている本です。
自分の目指すやり方に最も近いからかもしれません。
是非、社会人なりたての人や、後輩を指導する立場の人、どうも仕事の効率が悪いぞと思っている人などにお勧めです。


ビジネスにおける物事の整理の仕方、考え方をまとめてある本。
類似の書はたくさんありますが、平易にかみ砕きすぎていないだけに、深みを残したまま解説がなされています。
なんども読み返したい名著です。


ドラッカーがブームになっているということで関連したこんな本を読んでみました。
一般的な勉強法、仕事術の本とそんなに変わる内容はありませんでしたが、ドラッカーらしくて共感できるなーと思ったのは勉強のテーマの設定の仕方です。「価値観」「強み」「機会(世の中の需要)」で選びなさいとありますが、その中で「価値観」をもっとも大事にしなくてはならないというところです。
人間の心理もきちんと織り込んである提言はさすがだなと思いました。


山崎将志
日本経済新聞出版社(2010-04-09)

タイトルとテーマはとてもおもしろいのですが、内容が一本筋が通っている感じがしないのが残念です。
エッセイ集としては、楽しめる下りがいくつもあり、読んで損したなという感じではなかったですが。
アウディのくだりでは感動をさそうサービスという一例を勉強できましたし、知り合いの企業の部分ではビジネスに対する「甘さ」についての警告を体験できた気がします。


内田 和成
東洋経済新報社(2006-03-31)

ここ最近はすっかり定着した感のある仮説思考ですが、その仮説思考にテーマをしぼってしっかりと書いてくれている本です。
仮説思考を実践するための、スピード感や力の抜き方を疑似体験させてくれます。
・情報が多ければ多いほど正しい意思決定ができるわけではない。
・仮説思考で仕事の効率を高める。
・ビジネスでは完璧な答えは求めない。
・よい仮説をたてるために経験が効いてくる。
・仮説は検証してこそ意味がある。検証に分析を使う。


ロジャー マーティン
日本経済新聞出版社(2009-08-22)

スピードが増している現在において、ビジネス上の判断は選択肢が示されそれを選ぶということが多いと思いますが、インテグレーティブシンキングとは、選択肢の「よいとこどり」をして、さらに優れた案を導きだしましょうということを主張している。
これは新しい考え方ではなく、弁証法の正反合として知られる古典的な手法だが、膨大な情報量とスピード決断のプレッシャーという現在のビジネス環境では忘れられがちな考え方であることも確かだと思います。「決断の本質」という本にも同じようなことが書いてあります。
議論やレビューというのは、いかにインテグレーティブシンキングに持って行くかというのが、個人的に取り組みたいところです。


Garr Reynolds ガー・レイノルズ
ピアソンエデュケーション(2009-09-07)

スライドを使ったプレゼンテーションのあるひとつの究極を解説してあります。
特に講演などをするときに、伝えたいメッセージを絞って、メリハリのあるプレゼンテーションをするときにとてもフィットすると思います。
実際のビジネスの場では、資料とプレゼンテーションスライドの兼用となる形式(スライデュメント)にしなくてはならないことも多いですが、
それでもこの本に書かれているエッセンスは応用することが可能です。
たとえば、グラフの使い方、アナログとデジタルの使い分け、スライド内の空間の配置などです。
結局、「メッセージ以外の余分を丁寧に取り除いたシンプルなものを目指しなさい」というのが”Zen”として筆者が訴えかけているものだと感じました。


樋口 陽介
PHP研究所(2009-09-16)

初心者向けとして、よくまとまっていると思います。
ロジカルシンキングはあくまで基礎で、確実に身につけなければだめだが、それだけではだめだということが心に残りました。
本を読むのは月15〜20冊、ブログの定点観測、散歩については実践してみようと思っています。


美崎栄一郎
ナナ・コーポレート・コミュニケーション(2009-09-11)

知人に勧められて早速読んでみました。なかなかよいですね。
私が取り入れたのは、以下の事。
メモノートをいたるところに持つ。スケジュールはWebを正でなく、紙を正にする。
特にメモノートは極めていきたいですね。


野口 吉昭
幻冬舎(2009-04-23)

3つにまとめなさいとはよく言われることですが、それを深掘りして解説してくれている良書です。
これで自信と裏付けを持って3つを使うことができるようになるでしょう。
分かりやすい話に人は耳を傾けます。
「伝える」から「伝わる」にレベルアップしたいものですね。


パワーポイントを利用して、あらゆるプレゼンテーションを行う人に必読の書。言葉や場面設定はコンサルタントを強く意識して書かれていますが、その本質はとても整理されており、様々な場面で応用が可能です。
まずは、プレゼンテーションの目的は、提案をして相手を動かすことにあると説き、必要なスキルを「考える技術」と「伝える技術」に分解して、それぞれを細かく分析しています。
頻繁に見直して、実務をチェックすると相当成長できることが期待できます。


小宮 一慶
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008-06-15)

問題解決の入門書としては良書です。それでいて中身が深い。私は3回読んで、そのたびに発見がありました。
問題解決のステップは、
1. 問題の発見(ここをしっかりやることが大事)
2. 解決策の検討(いきなりここにいかない)
3. 解決策の実行(実際にはここが難しい)
この本で勉強したこを、実践と勉強深掘りしていきたいと思っています。


本田直之
幻冬舎(2009-03-18)

私は本田さんと価値観が似ているようで、とても参考になる考え方が多いのですが、今回もその通りでした。
会社に頼らないキャリア=パーソナルキャリアをえがくことが大事だと説く一方で、会社でのキャリア=コーポレートキャリアも十分に使えるというハイブリッドな考え方です。
また、細かいところでは、「年収が下がる前提でのファイナンシャルプランを真剣にたてる」「100%はできなくても、良いと思ったアイデアは実行してみる。〜できないと思わない」「ジョブエージェントはキャリアのかかりつけ医」「メンタルタフネスは大事」などなどが心に残りました。
早速いくつか明日から実践してみようかなと思いました。


稲盛 和夫
致知出版社(2008-09-13)

リーダーとなり人がついてきてくれるためには、「自分のため」ではなく「他人のため、社会のため」を考えて行動しなくてはならない。純粋で気高い思いには、すばらしいパワーが秘められている。成功も試練であり、成功したとたんに傲慢になって人格が変わらないようにしなければならない。などなど、この時代にとてもよりどころにしたい言葉が、稲森さんの実体験にからめて書いてくれています。
自分の能力を高めつつ、心は謙虚に余裕を持てるように研鑽を積んでいきたいモノです。


デビッド・アレン
二見書房(2008-12-24)

GTD(Get Things Done)のオリジナル書です。
仕事の能率をあげる、そしてストレスなく週末をすごすためのノウハウが詰まっています。
私は、すでに自分自身のシステムを作っているので、それをすこし高度化させるのに役立ちました。
もっと仕事の量が増えて、複雑になると、このシステムが生きてくるのかもしれません。


齊藤 正明
毎日コミュニケーションズ(2009-02-21)

私の日常生活ではほとんど想像がつかない「マグロ船」というテーマですが、読んでいるうちに自分の体験のように心にスッと入ってきました。
「海」や「マグロ」という自然を題材に語られていて、絶妙かつゆらぎのないバランスの上になりたっている自然体とはこういうことかというのを学べます。
素人の想像ではとても雑な生活をしていると思っていたマグロ船が、実はものすごく理にかなった動きを皆が取っていて、チームワーク良く、危険を回避し、最大限の成果をあげるように行動している姿にはおどろかされました。
不確かな世の中をどのように生きていくか、人とのコミュニケーションをどうとっていくかについて、とても学びになりました。
とても読みやすい本なので、ちょっとした合間に一冊読んでみてください。ぜったいためになると思います。


最近はやっていそうだったので読んでみました。著者の本ははじめてでした。
結論からいうと、本自体はいまいちですねー。科学なので奥が深いのでしょうが、本ではさらっとしか書いてありません。
ただ、付属のCDはなかなか面白いですね。詳しく書いてある本を読むより、しっかりと頭に入ってきました。
認知脳科学については、もっと学んでみたくなりました。
理論がしっかりしているので、いろいろと応用ができそうな分野だと思いました。


ビジネス思考力を鍛えるための入門書としては、とても優れています。
フレームワークは思考の入り口であって出口ではないことであるとか、ラテラルシンキングの重要性であるとか、
体と思考の密接な関係であるとか、いう部分には特に共感を覚えました。
相変わらず著者の身の回りの具体例と結びつけて説明してくれているところが好きです。
論理パズル本と、ブレインジムについては、さっそく取り入れてみました。


福島 正伸
中経出版(2008-10-29)

物語風にリーダーとして大事なことを伝えてくれる本です。
結論としては、戦略やアイデアよりも、メンバーを感動させることが一番でるという内容ですが、詳しくは本書を読んでいただきたいと思います。
この本を読んで感動できれば、この本で理想としているリーダーになることができるでしょう。
リーダーシップには、いろいろなスタイルがあると思いますが、この本は私の目指すスタイルに近いと思いました。


グロービス・マネジメント・インスティチュート
ダイヤモンド社(2005-11-05)

クリティカルシンキングの決定的な一冊です。グロービス・マネジメント・スクールのクリティカル・シンキングのクラス教科書でもあります。
ビジネスにおいて、納得感のあるメッセージを組み立てて、伝えるのにはクリティカル・シンキングのスキルは欠かせない物となっています。
コミュニケーションや思考のツールとして非常に役に立つ物で、その基礎はマスターしておきたいものです。


こちらは「成功」のための本。成功するためには、やり方が重要なのではなくいかに行動に移すかというのが重要であり、そこまでわかっていながらなぜ人は行動を起こすことができないのか、どうすれば行動を起こすことができるのかについて教えてくれています。
自己啓発本をたくさん読んでいるんだけど、いまいち実践できず実力があがらないなーとか、一番向上させたい能力は行動力なんだけどという方にはおすすめです。


マーシー・シャイモフ
三笠書房(2008-11-07)

「幸せ」とはなにかについて、解き明かしてくれ、「幸せ」になるための具体的な脳や心の使い方、アクションを教えてくれています。
私にとっては、「幸せ」=「成功」ではないということや、「許す」ということは自分のためであるということ、本当のプラス思考とは、目標をもって打ち込むことは幸せにとって大切なことである、などの気づきを得ることができました。
特に、許すことが苦手だった私にとって、自分の息子を銃で殺した少年を許すことで人生を前進させた話は、許すということの奥深さを痛感させられ少しずつでも心を変えていこうと思いました。


著者がリッツカールトンに勤めて初めて知った、本当の一流サービスを、ストレートに伝えてくれる良書。
「お客様にノーといわないサービス」「パーソナルなサービスだから感動する」「採算とサービスのバランスが大事」など、
ホテルのマネージャとしての視点から、ビジネスにおけるサービスとは?を語ってくれます。


ビジネススキルばかり磨いても、ビジネスマナーが足りなければ、スキルを生かすチャンスさえも与えられないと思い、この本を読みました。
ビジネスをしている以上、「サービス」の精神は必要で、その一流なのがホテル業界だということもこの本を読んだきっかけです。
57がすべてツボにはまるわけではないですが、たくさんの良いことが書いてありました。
「一人一人の個性を考慮してもてなす」「プロは想像を創造にかえる」「よいところを5つみつけて1つほめる」などなど、手帳に書き込んで持ち運びたいキーワードがちりばめられています。


加藤 昌治
阪急コミュニケーションズ(2003-03)

「考えること」「企画すること」を仕事にしている人のための本です。
それらを効率よくするためのアイデアがたくさん詰まっています。
この本の良いところは、単なるツール(考具)のリストではなく、各考具の意図するところと、その具体的な使い方を徹底的にわかりやすく、筆者の言葉で伝えてくれているところにあるかと思います。
カラーバス、マンダラートはこの本で初めて知ることができました。


日垣 隆
大和書房(2008-05-23)

仕事に対する姿勢を見直すのには良い本です。
何より筆者の仕事の姿勢、生き方について定量的、具体的な情報を提供してくれているのが参考になります。
例えば「若いうちは1日1冊、40代は1日5冊」や「300冊読めば、その道のプロ並みの知識が付く」などです。
その他にもいくつか心にとめておきたい名言が書かれていました。
この本の中で、どの部分に感銘を受けるかはヒトによって違うと思いますが、必ず数個は「名言」が見つかると思います。


石川 和幸
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008-12-20)

「見える化」というキーワードで、仕事術のツールとその使い方をやさしく解説してある本です。
テーマを「問題解決」ではなく「見える化」としてあるのが秀逸で、いわゆる仕事術ツールを誰にでも使えるようにまとめてくれています。
コンサルタントの思考術入門書のような書籍では仕事の改善になかなか結びつかなかった方々に特におすすめです。
私もさっそく初心に戻って、もう一度これらのツール群を本当に活用しきれているのかを「見える化」し、仕事の改善に取り組みたいと思いました。


ジョン・ケイドー
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008-10-17)

大人向けのパズル本です。本屋に平積みされていたので購入してみました。
本書の本来の目的はアメリカのコンサルティングファームやIT企業の面接対策のようですが、頭の体操としては楽しめました。
軽い内容なので、リラックスして読む本を探している方におすすめです。


物事を判断するのに直感を信じるか、データを信じるかという選択肢をテーマとして考察してある本です。Think!で紹介されていたので、読んでみました。以下のような話題が、印象に残りました。
無意識の正しい判断というのは確かに存在しているが、それを論理的に説明することはできない。(好き・嫌いは性格に説明はできない。)
データに基づいた判断は、そのデータを収集、分析する前提条件に相当依存してしまう。(一口試飲テストは一口目のおいしさしか評価できない)
自分の無意識は欺けないことが多い。(無意識を超えた判断をするためには訓練が必要。)
訓練によって瞬時の判断力を鍛えることができる。(これがプロの経験の大事さ。)


本田直之
大和書房(2007-09-25)

「勉強」というテーマで「レバレッジ」で有名な著者の考えをまとめた本です。
個人的には、著者が私の勉強法に一番近い考え方を持っているため、さらなるレベルアップをするのにとても参考になりました。
ファイナンシャルプランをたてる、勉強こそ計画をたてて行う(私は朝出社前に勉強時間をとっています)、暗記は夜する、記憶カードを利用し赤ペンで手書きする、作業興奮を利用する、資格取得は公式過去問が重要などなど。
勉強法に一家言持つ方々でも、さっと読んで、すこしでもアイデアを取り入れるとよいと思います。


北添 裕己
日本実業出版社(2008-01-31)

コンサルタントとしての筆者の仕事ぶりが書かれている本でした。
どうやったらコンサルタントになれるかという視点ではなく、コンサルタントとはどのような仕事をしているのかということが話題のメインです。
よく読むと、とてもためになることが書いてあります。
言うはやすし、行うは難しですね。
すでにコンサルタントとしての仕事をしている私としては、とても参考になりました。


とても読みやすくて、よい本です。謙虚に生きるということが、損ではないのですよということを説いてくれています。
筆者の実体験がベースになっていて、説得力はあります。
時代は変わってきましが、表面的なスキルがもてはやされてきた近年の傾向から、むしろこのような多少古くさく感じる人格力のようなものが、基礎として大事であることが見直されてきているのでないでしょうか?
書かれていた心構えで好きなのが、「・・・つつある」「適当でいいは悪魔のささやき」です。


TOC(制約条件の理論)について、やさしく解説してある本です。
それを筆者の経験に基づき、実践を意識して書かれているのが、TOCの理論の理解とその有用性についてしっかりと学ぶことができました。


船川 淳志
ダイヤモンド社(2006-12-01)

ビジネスにおいての「聞く」=リスニングということについて、いろいろなヒントがちりばめられている本です。残念なことに、本の内容がセミナーのようになっていて、あまりまとまっていないので、一度読んだ後に自分なりに整理する必要があると思います。また、入門書なので、この手の本を何冊か読んだことのある方にとっては、少々物足りない内容かもしれません。


酒井穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008-02-13)


いままでのリーダー論からこれからのリーダー論への橋渡し的な書物です。
欧米的科学的な組織論、リーダー論から、現在みなおされている人間の特性を重視した組織論、リーダー論に日本的な特性を考慮した良書です。
日本のビジネスマンにはぜひ読んでほしい本だと思いました。
自分でも参考になることがたくさんありました。


城山 三郎
PHP研究所(2008-03-19)


気楽に読めて、読むと感銘を受けるのが名言集ですが、これもそのような一冊です。すこしだけ時間があるときに、さっと読んでみてください。
ものすごくおすすめというものでもないですが、いいまわしなどがとてもおもしろかったです。


日本エディタースクール出版部(2000-12)


校正業務をやっているわけではないのですが、書類に赤ペンを入れることは日常的にあるために、校正とはどんなものかなと思って買ってみました。
うーん。校正記号などは学ぶことができましたが、文章はどのようなところに気をつけて直していくべきかは、ちょっと学ぶことができませんでした。
やっぱり、プロの校正業務と一般的な赤ペン入れは違うんですね。
本の選び方が目的にあっていなかったのだと思います。



リーダー論に、新しい視点、広い視点を与えてくれるのがこの本です。私は共感できる部分が多かったですね。
部下とのコミュニケーションは、まず部下を「観察」し、悪いところを指導する時はできるだけ自分自身に「気づかせること」
何回言ってもわからないというのは当たり前のことで、リーダー側が根気よく伝え続けなくてはならないこと。
夢を語ること。
平等ではなく公平に扱うこと。
「人間力」「運」「教養」という要素もとても重要なこと。
などなどです。上記キーワードに共感できそうな方は是非参考にしてみてください。




私の普段行っている資料や提案の作成に関して、違った業界での同じはなしを聞くことができたようで、読んでいて楽しい本でした。
あくまで基礎なので、もっと理論武装したい人などは別の書籍も併せて読まれるとよいと思います。

企画の作り方のステップは、「アイデア創出→戦略構築→企画書作成」

【1.アイデア創出法】には、ブレインストーミング、焦点法、逆設定法、一対連関法などの手法がある。

【2.戦略構築法】には、5つのステップがある。
  1.現状を分析して仮説をたてる
  2.ターゲットを設定する
  3.ターゲットの潜在欲求を掘り下げる
  4.ポジショニングマップを書く
  5.企画のコンセプトを練り上げる

【3.企画書作成】で大事なこと
 ・企画書に一番必要なのはエネルギー
 ・一枚にまとめるやり方も好まれる
 ・プレゼンにするときの流れ
  1.現状分析(今どうなっているのか?)
  2.コンセプト(どのような方針でいくのか?)
  3.実現方法(具体的にどのようにしていくのか?)


ポール・R・シーリィ
フォレスト出版(2001-09-19)



挑戦的な題名ですが、想像もつかなかった読書の方法がのっています。「読む方法」というよりは、「効率よく本から必要な情報を得る方法」を教えてくれる本だと思えば良いでしょう。この本に書いてあることをがんばって訓練をするとフォトリーディングの達人になることができるかもしれないですが、私は残念ながらそのレベルには達していません。ただ、時間がなくて読まないドキュメントも、すべてのページをパラパラめくってみておくだけで、自分の無意識になにかが残るということを学習したので、書類や分厚くて読むのを躊躇している本などに適用していきたいと思います。読書した内容をまとめるのにはマインドマップを利用することが進められています。
プレビュー: 本の全体構成を頭にいれる作業
フォトリーディング: ページのイメージを脳にダウンロードしていく作業
スーパーリーディング: 本の中の目的の箇所を探しにいってそこに集中する方法




久々に衝撃を受けた本です。他の自己啓発本が、どんなアイデアを用いれば効率が良くなるかという点に集中しているのに対して、著者も本のなかで語っているように、「そもそもなぜそういう行動を著者は選んだか」「著者は数値的にどようなボリュームで実践しているのか」ということが書いてあり、自分のスタイルにアレンジする参考になったり、同じことをやっているつもりでもその徹底度がまだまだだったりという発見がありました。また、「体が健康でなくてはならない」という主張が入っている点もとても共感できました。読んで絶対に損はない本だと思います。




すべての問題は、問題自体をうまく設定できればほぼ解決できます。この本は問題を正しく設定することの重要性とその方法を論理的に解説しています。問題発見の4P(Purpose, Perspective, Position, Period)、問題の本質を分析する3つの視点(深さ、拡がり、重さ)、各種分析方法(+/-、集中/分散、コスト、バリュー)をその具体的方法論として挙げています。
上記フレームワークは好き嫌いが出るかと思いますが、この本は分析の手法を解説するのではなく、分析の本質であるなぜその分析をするのか、なにをその分析から導くのかということを的確に述べているため、深みのある内容になっています。いわゆるコンサルタント的な仕事をしている人はもちろん、企画や営業の方にも役立つでしょう。おすすめです。


イーサン・M. ラジエル Ethan M. Rasiel
英治出版(2002-04)



マッキンゼーの仮説検証型のコンサルティングに関して、その哲学を書いてある本です。基礎の部分をきちんと体系立ててまとめてあるため、非常に参考になる部分の多い本です。章立てもしっかりしていて、文章も読みやすいです。ただし仮説検証型の仕事をしたことがある人、コンサルティングもしくはそれに近い仕事をしたことがない人には少々わかりにくい部分が多いのではないかと思いました。内容は「問題解決のテクニック」というより、「コンサルタントの姿勢」というほうがぴったり来るのではないかと思いました。


ジェームズ アレン
サンマーク出版(2003-04)



「変えることのできるのは自分だけ」という自己啓発の原則を記述した古典です。
この本の特徴は短編であるということと、そのやさしい愛に満ちた語り口です。
読んだあとには、おだやかな気持ちになることができます。短編なので、こころのサプリメントとして繰り返し読んでもよいでしょう。




一時期流行ったロジカルシンキングのバイブル的本です。MECEやSo What, Why Soなど、ロジカルシンキングの方法とその表現方法を、これまたロジカルに解説してあります。ロジカルシンキングの教科書として是非一冊読んでおきましょう。
ロジカルシンキングの難しさは理論より実践にあります。


大前 研一
講談社(2004-11-05)



大前研一さんの著作のなかでも、なかなか良いできの本だと思います。好きな人も、嫌いな人も読んでみることをおすすめします。内容を消化する本というよりは、その熱意を感じ取ってやる気をだすための本といった要素が強いかもしれません。


原尻 淳一 小山 龍介
東洋経済新報社(2006-07-14)



仕事のしかたの本ですが、その中では若干異色だったので購入してみました。どこが異色かというと、仕事の進め方の本は理論で語られていることが多いのですが、この本では実地で使える小さなアイデアをたくさん詰め込んでいたからです。もちろんそのままで使えるモノばかりではありませんので、そのアイデアをさらにHACKし自分なりの新しいHACKを開発するのにとても役立ちました。皆さんもチャレンジしていただきたいと思います。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

即戦力の磨き方


大前研一の最新刊です。ホリエモン事件や年金問題についての大前研一流の解釈はとても興味深い。これからの時代を生き残って行くためのヒントがたくさん詰まっているので、自分の人生の設計の見直しに役に立ちました。いいこと書いてくれていっても、やっぱりなかなか全てを実行には移せないですけどね。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

遊ぶ奴ほどよくデキる!


大前研一流の人生のポリシーが感じられる本です。彼のファンであれば、他の著作と重なる部分も多いが、衣・食・住に対する彼の考え方を学ぶことができます。特に、一般常識を理論的に打ち破ろうとしている姿勢は、普段の生活の一部分に疑問を感じている者にとって、考えるヒントを与えてくれるでしょう。私には子育ての考え方が非常に参考になりました。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

説得できる文章・表現200の鉄則


良いビジネス文章を書くためのエッセンスが、とても良くまとまっている本です。文章の構造から、「てにをは」の使い方まできちんとカバーしています。文書力をアップさせたいならば、繰り返して読み、チェックリスト的に使うのが良いでしょう。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

段取り力


「段取力」という聞いたことがあるようで、はっきりと説明しにくい概念を要領よくまとめてある本です。なにより文章が読みやすいのが、まずお勧めです!内容としては、大枠から入る段取りの立て方の基本、3つの柱の立て方、段取り力強化の仕方などがとてもわかりやすく具体的に書いてあります。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

プロフェッショナルの条件


現代という時代に置いてプロフェッショナルとはどのような意味を持つかということを、歴史的な側面から議論している本。広い視点で、プロフェッショナルとして「働く」ということを理解することができます。短いながら「リーダーシップとは」の章などとくにお勧めです。ドラッカーをはじめて読む人にもおすすめです。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

千円札は拾うな。


すごい本です。とても常識はずれなことを書いてあるようで、しっかりとした理論に基づいています。常識に挑戦するその姿勢が私にはすごく共感できました。一番共感できたのは第1章の時間の章です。勤勉は悪、努力は報われないということをきちんとした理由付けで説明してくれています。現実には100%この通りにはいかないでしょうが、これを目指したいものです。


コーチング ― なぜ、あの人には部下がついてくるのか?

30代で頭をよくする一番いい方法


私はこの手の本は結構読むわりにはあんまり共感しないのですが、この著者の書いてあることはかなり共感できる部分がありました。30代からの「考える力」「覚える力」「知る力」の訓練方法を理論的に理解することができました。著者の方法に自分なりのアレンジを加えて実践していきたいと思います。




他人に対して自分で考えて自分で行動できるように手助けをする技術「コーチング」。命令指揮・トップダウンであった20世紀型の組織論から、自律・現場主義的な21世紀型の組織論がささやかれる中、管理職としては必ず習得しなくてはならない技術です。この本は非常にわかりやすく書いてあるので、何度も読み返してコーチングができるよに自分を日々トレーニングすることができます。


「ミス」をきっぱりなくす本

「ミス」をきっぱりなくす本


ミスは誰にでもあるものですが、それをどう扱って良いかはなかなか悩んでいる人が多いのではないでしょうか?ミスを少なくする方法とミスをしたときの対処法を、ミスを科学的に解析することで導き出しています。文庫本で読みやすいです。


天才の創りかた

天才の創りかた


どうしたら頭が活性化するかを最新の脳科学から説明してくれる本です。右脳・左脳のトレーニングとして、単純計算と音読が良いと言われていますが、この本でも推奨しています。しかし、何より必要であるのは読書だということです。とにかく本を読むことが脳に良いのだと言うことです。


すべては「単純に!」でうまくいく

すべては「単純に!」でうまくいく


物・お金・時間・健康・人間関係・パートナー・自分自身の7つの段階において、シンプルに生きるためのヒントを集めた本です。ヒント自身も非常にシンプルで、すぐにでも実行できます。


魅せる技術

笑って金持ちになる方法


ビジネスにおけるユーモアの活用法を解説した本。日本語で言えば遊び心というべきものでしょうか。差別化の難しい時代の、注目される差別化戦略がユーモアであるという議論が、ユーモアたっぷりに紹介されています。会社に行くのがたのしくなるかも?また、ピンチのときに、ユーモアで回避する術を身につけることができるでしょう。ちなみにアメリカ流のユーモアを身につけるための、おすすめのコメディはFriendsです。


グロービスマネジメントインスティテュート バーバラ ミント
ダイヤモンド社(1999-03)



「良いビジネス文書を書くことは、考えを論理的に整理することである」を詳しく解説してある本です。考え方を整理する技術として、ピラミッド構造、SCQ、帰納法と演繹法、並べ方、問題定義のフレームワークなどを紹介しています。例題がコンサルタント向けにかかれているため多少わかりにくく、説明も非常に科学的なため、読むのに多少苦労しますが、それでも文書の構成をする力は格段に向上すると思います。
ロジカルライティングと同じような内容なので、時間を節約したい方はどちらか一方を読むことをおすすめします。


西松 眞子
インデックスコミュニケーションズ(2004-10)



男性向けビジネス用のファッション&マナー入門書。人の印象は見た目で決まってしまいます。メディアが発展した現代では、成功するには、もはや仕事ができるだけはだめで、見た目の演出も大事な要素になってきているということです。状況に応じたスーツ、ネクタイ、シャツ、靴、香水、バッグの選び方から、食事のマナー、声の出し方、笑顔の作り方、歩き方まで、基本を教えてくれます。すでにおしゃれな人には必要ないでしょうが、ファッション初心者には意外と知らない知識があったりして面白いです。


ジャック フォスター
阪急コミュニケーションズ(2003-01)



どんな職業の人でも、アイデアに満ち溢れた人は魅力的で、その人自身も楽しく仕事が出来るのではないでしょうか?そんなアイデアを生み出す体質になるためにはどうすればいいかを教えてくれる本です。
ぜひ、自分自身のためにアイデアを生み出せる体質になってみてはいかがでしょうか?


ハイラム・W. スミス
キングベアー出版(1999-01)



コンピュータにかかわる仕事をしているかたは、かなり時間に追われているのではないでしょうか?自分でコントロールできる時間に限りがあるものの、せめてコントロールできる部分に関しては効率よく時間管理をしたいものです。残業が減るかはわかりませんが(笑)同じ時間でよりたくさんの仕事をこなすことが出来るようになるでしょう。


鈴木 義幸
日本実業出版社(2002-06-24)



日本人はほめることが結構苦手だとおもいますが、人を育てていくためにはほめるということは重要な技術です。筆者は、ほめる=Acknowledgement(人に認められたいという感情を満たすこと)という理論を展開しています。アメリカ人は良く人をほめますが、それは自己主張の強い国で、コミュニケーションを円滑にやっていく秘訣なのかもしれません。人間はやっぱりほめてくれる人のために働きたいと思うものです。この本を読んでほめることの「意味」を理解して、上手にほめることのできる人間になりたいですね。
まずは身近な人をほめることから始めたいと思います。


 



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