ビジネス(経営・組織・会計)の本


ITコンサルタントの本と、ビジネスの本を分けるのは難しいのですが、ITにどれだけ関係しているかで区別してみました。
こちらは比較的一般的なビジネス書の紹介です。





抜群に高い経常利益率の会社「タニサケ」の会長の著書。日本の古き良き企業精神の宝庫です。
とくに印象に残ったのが、営業に金額ノルマがないということです。
従業員にすばらしい労働環境を提供すれば、一生懸命働くということを証明している会社だなと思いました。
興味のある方はぜひ。


リュディガー・ユングブルート
日本経済新聞出版社(2007-02)



ついに日本にも上陸した、世界一の家具店IKEAの歴史と、成功の秘密です。株式上場をしていないので、詳細は不明であった企業ですが、よく取材してあり秘密を知る楽しみを味わうことができます。価格、スタイル、危機管理といった面でとくに強みを発揮しています。とにかく「家具は買い換えるもの」という文化を確立したのは一つの成功だとおもいます。




ベストセラーになった話題の本です。会計の世界をわかりやすく解説してくれています。会計に興味のあるひともない人も、いろいろなエピソードが純粋に読み物として楽しむことができます。


野口 美佳
東洋経済新報社(2005-11)



本のタイトルがいまいちですが、内容はとても参考になります。まず年商100億くらいまでの企業経営には、大いに参考になる哲学が詰まっています。そして全ての経営者、マネージャーへはリーダーシップというものが非常に理論立てて説明されています。会社の雰囲気を良くし、社員のモチベーションをあげるためのヒントがいっぱいです。働いている女性の方へのメッセージもたくさん入っています。とてもおもしろく読むことができました。




決算書の基礎について学ぶのであれば最良の本。非常にわかりやすく体系的に決算書の内容について解説してあります。読み物的な本がはやっていますが、それらを読む前にこちらを一読しておくと頼理解が深まるかと思います。適当なサイズの文庫本であるのも、読みやすくてありがたいです。
おすすめです。


大原 進 M.トレーシー F.ウィアセーマ
日本経済新聞社(2003-07)



バリュープロポジションについて書かれた本です。優秀な企業はオペレーショナル・エクセレンス、製品リーダー、カスタマー・インティマシーの3つのいづれかのタイプに分類できるという主張。経営戦略を簡単にカテゴライズするのに非常に有効な視点だとおもいます。明確な経営戦略をなかなか打ち出せないときに、この軸で考え始めると、どこを目指しているのかが何となくわかってくるはずです。本書中にウォルマート、サウスウェスト、IBM、インテル、デルなどが例としてあげられています。有名な本なので、一度目を通しておくことをおすすめしておきます。


Clayton M. Christensen Scott D. Anthony Erik A. Roth
Harvard Business School Pr(2004-09)



「イノベーションのジレンマ」の著者クリステンセンの最新刊。なぜ優良企業ほど失敗するかを解説した前2作につづいて、では実際に現在どのような状況なのかををどうやって知るのか、ということを解説している本です。市場が成熟しているか、成長しているか、もしくは市場が生まれた場ばかりか、市場になれない状態かという4つのパターンに分析できます。そしてDisruptive Innovationに対して、新規参入者、既存の優良企業がそれぞれどのように対処するのかをまとめている。本の後半は医療、テレコム、半導体、航空業界などの事例を挙げて、この分析方法をどのように適用していくのかを分かりやすく解説しています。




バランス・スコアカード(BSC)のステップ・バイ・ステップのような本。バリュー・プロポジションとからめて戦略を重視しながらBSCの設計をしていくところにこの本の良さがあると思います。単なる、管理ツールになってしまいがちなBSCを、戦略をしっかりと定めることで企業の戦略をBSCをもって遂行できるのだということをしっかりと主張している本です。




キャッシュフローについてやさしく解説してある本。計算にこだわらず、キャッシュフローとはなにかという点に焦点を絞って書いてあります。会計にまったくの初心者にはきついかもしれませんが、基本的なことが分かっていれば読みこなせると思います。具体的な分析の例も簡単に乗せてあるので、参考になると思います。しかし会計系の知識はどんなに勉強しても奥が深いですね。まずはこの本で概要をつかんで、さらに自分の知りたいことは各専門書をあたると良いのかなと思っています。




良い大学に入って、良い就職をすれば、本人も安泰で日本も発展するという時代は終わりつつあるとおもいます。これからの子供達は、メディアをめいいっぱい活用し、いろいろな選択肢を持ち続けながら生きていくことが求められるだろう。そういうことを教えるのは難しいことだと思うが、この本は学校の先生や親にも、そのやり方の提案をしています。


大前 研一
講談社(1985-10)



古い本だが、あの大前研一氏の著作。微妙にまとまっていなかったり、著者の思いが入り込みすぎている部分があり読みにくい部分もあるが、逆に何度もよんでいると細かいところではっとさせられることが多いです。ボリュームも適度で何度も読み直す気になるのも良いところ。ロジカルな思考とはなにかということについて、よく考えさせてくれると思います。


グロービス・マネジメント・インスティテュート
ダイヤモンド社(2002-02)



MBA関連の本はたくさん出ていますが、そのなかの究極の一冊を選べといわれたらこれになるでしょうか?非常によくまとまっており、まず一冊読むには最適です。それぞれの内容にをより深く調べるためには他の書籍をあたる必要がありますが、一定のレベルでかなりの範囲を体系的に網羅しているためリファレンスとして、また入門用として使えます。手元においておきたい一冊ですね。


ディズニー7つの法則


ディズニーランドがなぜあんなにも人気があるのかという秘密が書かれている本です。はっきりとした戦略をもつということがどれだけ強いかを体感できます。ディズニーの戦略は「完璧」なマジックランドを作ることです。それによって顧客の満足度は他社と比較にならないくらい高まり、差別化の重要なポイントとなっています。ディズニー経営に関する本はいくつもでていますが、この本は物語風に書いてあるので読みやすくお勧めです。




2000年に書かれた本です。本書を読むと、ここ数年でずいぶん世界が変わったことを実感できます。いろいろな予測をしており、その結果をすでに知ることができるわけですが、あたった予測、はずれた予測がわかって読んでいて面白さを感じます。あたった予測のなかでは、とくに国際情勢の見方などは優れていて、今後日本どのような方向に進み、何をすべきなのかをかなり的確に捉えていると思います。アメリカでは.comバブルがはじけましたが、実際には強い企業は生き残って業績を伸ばしており、アメリカ経済を実質的にも、精神的にも引っ張っています。日本にとっての救いは、ソフトバンクのおかげで、ブロードバンド環境が当時の予想以上に低価格・大容量で普及したことでしょう。このようなインフラが整備されているのは国家の成長に大きな強みとなります。


 

 


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