ラーメンレポート 新宿、高田馬場エリア


店名
場所 新大久保の近く、よりさらに北400m。えらくわかりづらい場所にある。
(新宿区百人町1-24-8新宿タウンプラザビル1F奥)
注文したラーメン こってり
多加水麺のようだ。具とスープがかなり強いので、もう少し強い味でもいいと思う。
スープ こってり醤油。鶏ガラ・とんこつ系のダシと魚系のダシを別々の鍋でとって、注文に応じて合わせるという、いわゆるダブル・スープ。こってりは、肉系のダシの比率が高いようで、それほど魚を意識しない。おいしいが、自分にとってはがんこや武蔵のスープの方が好みのようだ。
竈で薫製にしたというチャーシューはうまかった。薫製玉子は大人気ですでに切れていた。残念。
総合評価 自分にとっては具だけとっても何度も食べたいラーメンである。ラーメン自体のうまさもなかなか。
総合point 3.8 (by A, 2000/03)
注文したラーメン 竈スペシャルラーメン(全部のせ)
太さは普通。天然素材にこだわっているという説明書きが店内にある。コシもしっかりとして、スープや具に負けていない。良好。
スープ しょうゆ味。注文の時に「こってり」と「あっさり(普通)」を選ぶようになっている。今回は普通を注文。煮干の風味が非常に濃い。とんこつの香りも残っていてバランスは良い。
全部のせという事で、チャーシュー、角煮、メンマ、くんたま、のりがのっている。かなりのボリューム。具はすべてかなりのレベルのもの。具を食べるためのラーメンといっても過言ではない。特に私は角煮が好きなのだが、こぶし大の角煮は絶品。くんたまは一番のヒット商品ということだが、黄身までいい具合にいぶされていて非常にうまい。チャーシューも燻製されており、一味違う。また海苔もしっかりと味があり美味。
総合評価 具のおいしさが卓越している。すべてが、しょうゆのうまみと燻製のうまみをベースにしているといった感じでしょうゆや燻製の味が好きな人にはたまらないだろう。ただ、今回注文した竈スペシャルは具の量が結構多いため、かなりおなかいっぱいになる。食べる前には、おなかをすかせていく必要がある。
総合point 4.2 (by T, 2001/03)
注文したラーメン 竈スペシャルラーメン(全部のせ)普通
中太の、断面四角でかなりちぢれているちゅるちゅるした多加水麺。いわゆる中華麺という感じ。
スープ こってり醤油。前回の「こってり」と異なり、「普通」はかなり魚ダシが強めで、最初鶏・豚系の甘い味がしたかと思うと、強烈な煮干し系の味が舌に鋭く襲いかかる。独特で複雑なうまさだが、かなりくせが強い味なのも確か。しょっぱめ。茶色くて濁っている。燻製のチャーシューなどの香りもとけ込んでいて、ちょっと焦げたような匂いもする。
前回食べられなかったくんたまは、確かに独特の香りがした。やや半熟気味。チャーシューはやはりおいしいが、自分の尺度で言えば「玄」が好みである。もっとも、竈のチャーシューも独特の香りととろけるような柔らかさがあっておいしいと思う。豚の角煮も脂がとろけてよくできているのだが、小食な自分にはやや大きすぎたかもしれない。あと、やはり海苔があるのはうれしい。
総合評価 基本的には前回の評価と変わらないが、スペシャルは小食の人間にはちょっとボリュームがありすぎるようだ。「普通」は魚ダシが効いていて鮮烈だが、ちょっと強すぎるかも。それらの分、前回より評価を低めにしてある。あくまで個人的な評価だということを忘れずに。
総合point 3.5 (by A, 2001/03)

店名 麺屋 武蔵 新宿店
場所 新宿西口から線路に沿って400m程。ガード前の交差点を北進、サンクス右折。
(新宿区西新宿7-2-6 K-1ビル1F)
注文したラーメン あじ玉ら〜麺 こってり
やや太め、平べったい。多加水麺だと思う。うまいが個人的にはもうちょっとだけ細めで固い方がよいかも。歯ごたえは十分にあるので、これで良いのかもしれないが。
スープ こってり醤油。うまい。というかすごくうまい。まろやかな、いわゆる醤油ラーメンという感じなのだが、ほのかに魚の香りがして、エビの味も少しだけする。特に、柚子の香りがグッド。 これはなかなか他では味わえない。鶏ガラ・とんこつ系のダシと魚系のダシ(サンマ節と昆布を使っているらしい)を別々の鍋でとって、注文に応じて合わせるという、いわゆるダブル・スープの元祖。化学調味料は使用していないらしいが、後味は結構いつまでも残る。だが、とにかくうまいスープだと思う。このスープのためだけでも何度でも来たい。参考にと、隣で食べている後輩の「あっさり」のスープを飲んでみたら、味の基本はあまり変わらない感じだが、比率が変わるのか、ややおとなしめの印象を受けた。
チャーシューは柔らかめだが、それほど脂っぽくはなく、かなりおいしい。メンマは普通だろう。あじ玉は……ちょっと忘れてしまった。びっくりするほどおいしくはないと思うが、不満に思った記憶はそれほどないので、結構おいしかったのだろう……。
総合評価 今のところ、醤油ラーメンでは自分の好みにもっとも合っている。スープを一口すすった瞬間にそう思い、食べ終わった後にもすぐもう一度食べたくなった。同僚と行ったのだが、皆もそう言っていた。他のお客の様子を見たのだが、ガーリックライスのようなもの(とんがり飯)を一緒に頼んでいた人が多かった。その後何度か行ったが、スープの塩味がどんどん強くなっているような気がする。良くない傾向だと思う。
総合point 4.0 (by A, 2001/02)
注文したラーメン あじ玉ら〜麺 こってり
麺は太め。歯ごたえはしっかりしている。しょうゆ味のスープを良く吸う。
スープ しょうゆ味の濃い、魚系ラーメン。こってりだと他の魚系より味が濃いようだ。味は上々。また、香りがすごくよく、食べてしまうのがもったいないような感じである。ゆずの香りがほのかにつけてある。
チャーシュー、メンマ、あじ玉、のり、刻みねぎが入っている。チャーシューはしょうゆ系のラーメンらしく、油の少なめで、多少歯ごたえの残してある仕上げであった。味はまあまあ。メンマがなかなかおいしかった。スープにあっているのだろうか。あじ玉ラーメンだけあって、しょうゆと酒でつくった調味液に漬けてあるような卵が丸ごと一個ついてきた。これは美味。
総合評価 非常に人気店で角煮はすでに売り切れていた。とんがり飯(ガーリックライス)も注文しようとしたところ丁度売切れてしまった。ラーメンは濃い魚系でなかなかの味、スープの量が多いのだろうか?見た目以上にお腹いっぱいになった。 人気店だけあって、非常に完成された味。
総合point 4.1 (by T, 2001/05)


店名 がんこラーメン総本家
場所 西早稲田、高田馬場駅から東方向に徒歩10分程度。
(住所は載せない方がよいと判断しました)
注文したラーメン 第1作目のらーめん こってり
黄色く、ややちぢれた硬めの低加水麺。少し平べったい感じ。太さは普通から少し細め程度。八代目のより、やや太めで硬さひかえめ。醤油が強いラーメンにはこちらの方が合うのだろう。
スープ こってり醤油。スープは茶色く濁っていて、上に好みに応じて背脂がのる。醤油の味が強い、結構しょっぱめのスープ。現在のがんこのスープに比べると、やや昔風のあか抜けない印象を受けるが、香りと味のベースはまさしくがんこという気がする。独特のやみつきになりそうな風味は、この頃(1977年?)からあったのだろう。醤油の香りもスープのコクもかなり強いが、とがってはいない。こってりだと、背脂の量はかなり多めだが、そんなにしつこくはない。あと、店の方針で、レンゲはない。
チャーシューは柔らかい、いわゆる大きな円盤。周りにちょっと焦げ目が付いていて、八代目のよりちょっとおいしい。ネギ、メンマ、海苔は普通。他のトッピングはできない。
総合評価 がんこの源流を感じることのできるラーメン。昔のレシピとはいっても、今のがんことバックボーンは共通なのだろうと思う。何も考えずにひとつのラーメンとして食べても、かなりおいしい部類。ただ、醤油味はかなり強め。苦手な人は苦手らしい。順序が逆になってしまったが、今度は現在のラーメンを食べなくては。それから悪魔もか? がんこの家元を初めて見られてけっこう感動。今なお家元自ら作っているんですね。
総合point 3.7 (by A, 2001/06)
注文したラーメン 第1作目のらーめん こってり
やや細身の麺。きちんと硬さを残したゆで加減はさすが。量も多くはなく、一気に食べ上げられる。
スープ 非常に濃いしょうゆ味。こってりだと背油が結構浮いている。最初は普通に食べ進むのだが、最後のほうになればなるほど、しょっぱさを感じる。個人的には、あっさりのほうがよかったかも。しょう油は大好きなので、ここまでしょう油にこだわっってくれるとうれしい。ただ、体力がないとこの塩分濃度は消化しきれないかもしれない。
具はオーソドックスなもの。大きな薄い円盤のチャーシューが2枚も入っているのが印象的。これもやわらかく、おいしい。ただ、あくまで脇役。
総合評価 有名なだけあって、非常に特徴的なラーメン。しょう油味好きにはたまらないだろう。うまいとかまずいとかを通り越してまた食べたいと思うところががんこラーメンのすごいところ。ぜひ、普通の日にいっていつものラーメンを食べたい。しかし店内は不思議な空間なのに、雰囲気が良い。
総合point 3.7 (by T, 2001/06)
注文したラーメン 中間 + 味玉
細めで、ちょっと透明っぽい。ちゅるちゅるしていてちぢれ加減もほかのが んこより少ない気がする。硬いというよりしこしこした感じでこれもおいしい。
スープ 醤油。スープ自体は澄んでいるのだが、醤油がたっぷりでまるでかけそばのつゆのように黒い。ダシとしてはやっぱりがんこで、味もしょっぱいのだが、総本家の醤油の濃さは半端ではないらしい(悪魔の恐ろしさが想像できない)。葱脂のこくとあいまって、背脂はあまり浮いていないのにかなりパンチの強い味。おいしいが、ちょっとだけ醤油が強すぎかもしれない。後味はそばを食べたときのような感じかもしれない。
メンマ、ネギは普通。チャーシューは少し焦げ目が付いているのは前と同じで、やはり具はおいしい。味玉は「勇」同様ふたつ黄身が入っている。温かく半熟でしっかりおいしい。葱脂が独特の香りを醸し出している。
総合評価 醤油がたっぷり効いているのは、やはり総本家のポリシーのようなものを感じる。好みは分かれるだろうが、醤油好きにはおすすめ。弟子たちは醤油と塩の比率を変えることで、当人独特の味を作り出しているのだろうか。葱脂はいい香りなのだが、ちょっと強すぎる気もする。「学生・塩」というお得(?)メニューを頼んでいる 人が結構多かった。
総合point 3.4 (by A, 2001/06)

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